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それぞれのマスタは、このような考えで設定されます。
マスタ名 | 概要説明 |
品目 |
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BOM(部品表?配合表) |
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作業区 |
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作業手順(レシピ) |
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製造バージョン |
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言葉だけではイメージが付きにくいので、それぞれのマスタの紐づきについて説明します。
それぞれの生産マスタは、以下のような繋がりとなっています。
また、生産マスタを製造指図に落とし込んだ時に、このような紐づきになります。
マスタ名 | 製造指図での使われ方 |
品目 |
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BOM(部品表?配合表) |
|
作業区 |
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作業手順(レシピ) |
|
製造バージョン |
|
ここまでで、ざっくりと5つの生産マスタが、どのように紐づいていて、どのように製造指図に落とし込まれるかのイメージがついたかと思います。
続いては、それぞれのマスタをどう設定していくかを解説していきます。
品目マスタは、製品?半製品?原材料など、在庫を管理したい単位で、マスタを設定していきます。
T-codeは、MM01 で登録です。
基本的には、製品?半製品?原材料で、以下のビューを拡張(使用)します。
品目分類 | ビュー |
製品 |
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半製品 |
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原材料 |
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要件によっては、品質管理ビューを拡張したり、会計?原価ビューは使わなかったりしますが、基本的に上のビューを拡張します。
大事なのは、
です。
BOMマスタは、登録されている品目マスタを使って、どの品目を作るのに(親)?どの品目を使用するか(子)の関係を設定します。
T-codeは、CS01 で登録です。
基本的には、「品目」「数量」を設定します。
マスタ設定方法については、こちらの記事で解説しています。
作業区は作業の場所や機械を表します。
作業区には原価センタ(製造にかかった費用計上先)を紐づけます。
そのため、製造原価をどういった単位で集計したいか経理要件も入ってきます。
T-codeは、CR01 で登録です。
まず作業区には、作業時間を計上する項目を設定します。 項目は「標準値キー」に紐づけられた項目がセットされます。
標準値キー と 作業時間計上項目は、カスタマイズであらかじめ設定しておきます。
続いて、原価センタの紐づけ および 活動タイプ?計算式の割合をします。
原価センタは、製造原価の費用計上先を意味します。
活動タイプ?計算式は、標準値キーで指定した作業時間計上項目とマッチさせ、計算式は加工費計上のための計算式をセットします。
計算式は、あらかじめカスタマイズで設定しておきます。
マスタ設定方法については、こちらの記事で解説しています。
作業手順マスタは、品目を製造するのに、どの作業区で、何時間かかるのか という設定をします。
T-codeは、CA01 で登録です。
基本数量に対して、何時間作業するのか、 そしてどの作業区で作業をするのか、 というのを明細レベルで設定します。
会社によって、品目を作るのに、1明細のみ設定するところもあれば、
作業を分割して、それぞれ作業時間を計上したい場合は、複数明細設定するところもあります。
マスタ設定方法については、こちらの記事で解説しています。
最後に製造バージョンです。
T-codeは、C223 で登録です。
製造バージョンは、BOM?作業手順の組合せを設定します。
前提として、BOMも作業手順も、1品目に対して複数のバージョンのBOM?作業手順を設定できます。
例えば、季節変動で、夏は水を10g使用するが、冬は8gしか使用しない といったBOMを2つ登録するようなこともできます。
作業手順の場合、1号機で作業する場合は8h、2号機で作業する場合は10h (作業区は1つにまとめておきたい)といった場合、それぞれ作業手順を設定することができます。
製造バージョンは、BOM?作業手順が複数登録された場合も、組合せを複数登録しておくような使い方をします。
デフォルトでは、有効期限内の製造バージョンで、一番製造バージョン番号が小さいものが使われます。
設定では、製造バージョン番号?有効期限?BOM情報?作業手順情報を指定します。
SAP PPモジュールには、4大マスタ+1の5つのマスタがあります。
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PPモジュールを理解するうえで、まずはそれぞれのマスタの考え方?紐づき?設定する内容について理解したほうが、他のPP機能について理解が倍以上に進みます。
まずはこの記事を読んで、他のMRP?製造実績などの記事を読んでみてください。
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原文地址:https://www.cnblogs.com/riittou/p/14728954.html